三九郎さんくろう

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私も詳しいことはよく知らないのですが、信州のどんど焼きは「三九郎」と呼ばれ、今頃各地で行われる冬のイベントの一つです。決まった日があるわけでなく地域によって差はありますが、子供のための行事のようで、松飾りやダルマさん、書き初めなどを燃やし、枝に刺したまゆだま(白や赤の小さなお餅?米粉を練ったもの)を焼いて食べるのだそう。山屋から見える田んぼで今朝早くから子供たちがお飾りを集めて回り、大人たちがそれらと杉の木をを組み、午後になってから点火したのですが、急に風が強まり、ものすごい煙で可哀想でした。
それにしても、スイスにしろ信州にしろ、古くから伝わる、子供たちが楽しめるイベントはどれも心が和みます。

現場監督

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スイスの大規模農家で、毎日トラクターなどの重機に囲まれて大興奮だった息子。帰国後は、さぞ退屈だろうと不安を抱いていましたが、まるで息子へのプレゼントのように、ただいま我が家のキッチンからは、毎日道路工事の様子を見ることができるんです!市が平出遺跡を活気づけようとしているようで、あんなに人気のない遺跡へと続く素晴らしく立派な道路を作っています。個人的には、畑をつぶしてまで作る価値があるのか、どれだけ利用価値があるのかは疑問で、すぐそこに道路ができてしまうと、今まで広々見渡せた景色が変わってしまうのは少々抵抗があるのですが。。淋しげな冬景色の中に、ちょうど息子が立って見える高さの窓から、色とりどりの重機やヘルメットをかぶった作業員が、行ったり来たり…。一日に何度も窓辺に立ち、あんまり夢中になってるので、特等席を用意してみたり、シュピの散歩ついでに間近で観察してみたり、今日も小さな現場監督はお仕事熱心です。

ファーブルトン

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フランスのブルターニュ地方に古くから伝わるお菓子‘ファーブルトン’を作りました。伝統的なものは豚バラ肉のスモークベーコンを細かく切っていれたりもするそうで驚きですが、こちらは底にラム酒に漬けたドライプルーンを並べたところに、卵、牛乳、生クリーム、小麦粉、砂糖などを混ぜ合わせたものを流しこんがりと焼き上げます。小麦粉入りのプリンというか、ねっとりフワッとした食感が優しいデザート。冷たく冷やしても温かくてもおいしいのですが、もちろんこの時期にはオーヴンから出したばかりの熱々をいただくのが最高です!息子もパクパク美味しそうに食べてました。

自分自身に立ち返る時間

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「一日の予定を立てるとき、必ず何もしない時間を作りましょう。一見、無駄なように思える時間ですが、何もしない時こそ、自分自身に立ち返れる時間なのです。」と、ある雑誌にありました。いつも、やりたいことや、やらなくてはならないことが次々に思いつき、何かに追われているような気になってしまいがちの私にとって‘自分自身に立ち返れる時間’とはなんだろう。それはきっと、自然を感じる時。子育てしていると、なかなかないようではありますが、そんなチャンスは日常の中に幾度もあります。アルプスの山々を眺める。犬や子供と太陽のもと、思い切り遊ぶ。お気に入りの森を散歩する。草取りをする。畑、庭仕事をする。収穫物を調理して食べる。主には外にいることでも、室内にいても自然を感じることはそれほど難しいことではありません。信州の厳しい冬には、行動範囲も出来ることも限られてしまう反面、頭がスカッとする寒さ、逞しく聳え立つ雪山、澄みきった星空、静かな白銀の世界、薪ストーブの温もり…冬だからこそ感じる自然の豊かさも好きです。そん
な四季を通しての自然の豊かさに、ふと気づいた時こそ、自分自身を解放できているのかもしれません。今日もこうして山を眺め、美味しい空気や水を味わえることに感謝しています。

ホットサンド

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かなり年季の入ったホットサンドの機械(?電化製品でなく、直火で作る器具)を実家から持ってきて使っています。スーパーの値下げ品の食パンでもご馳走になっちゃう魔法の器具。ところが、今朝使おうとしたら、プラスチックの持ち手部分が劣化して片方とれてしまいました。ショック…。とりあえず応急処置して焼きましたが、何かいい案を考えなくては!
家の外に置き忘れていて凍っていた我が家のカボチャも、濃厚で美味しいポタージュに。

日本人として

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スイスの料理に比べたら、日本の料理は格段に美しく、繊細で奥が深いと思います。色合いや盛り付けは芸術的であるといえるほど。その裏には色や食感、味わいを引き出すためのそれぞれのテクニックがあったり、一回の食事に使う食器も洋食より和食のほうが複雑で多い訳で、手間のかかり方も違います。
今年は年末バタバタしていて、日本の目まぐるしいクリスマス→お正月のスピードにも出遅れ、なんだかヤル気が起こらず、おせちも諦めかけていました。でも、お友達ママやそのお母様手作りのおせち料理をお裾分けしてもらったので、お煮しめ二種だけ作って、元旦に即席おせちをお重につめたら、一気にお正月ムード!自分たちでついたお餠のお雑煮が美味しくて…

やっぱり日本の伝統的行事はどれも美しい!世界に自慢できる文化に誇りを持つと共に、一日本人として、もっと深く知り、大切にしたいと思いました。

雪の中

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エネルギーが有り余っている小人たち?を連れて、お決まりの平出遺跡原っぱでフリスピー遊び。その後、お正月用に‘女神さまの水’を汲みに久しぶりの森へ行ってきました。うっすら雪が積もった森は、鳥のさえずりすら聞こない、冬特有の静寂さ。山の神様に手を合わせ、新年のお水をいただいてきました。

2012年元旦

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明けましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2012年、皆様のもとに、たくさんの笑顔と幸せがありますように。

昨年は、いろんなことがあったけれど、幾人もの心ある人との出会いもあり、人に支えられて生きていることに、改めて感謝した一年でもありました。今年は一体どんな年になるのでしょう。一年前を振り返ってみても、あんまり成長していないような気がするけれど、一年ごとに確実に年輪を重ね、強靭な心と体で、空に向かって伸びてゆけるように、毎日を一生懸命に生きてゆきたいと思います。

お餅つき

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お友達ファミリーと、山屋で恒例?のお餅つきをしました。外は北風が冷たい厳しい寒さでも、土間で薪ストーブに火をくべながら体を動かしていると、体がポッポッしてきます。
お友達のご実家でとれたもち米で、杵と臼でぺったんぺったんつくお餅は最高に美味しい!つきたてちぎり餅を炬燵に入りながら、野菜たっぷりのトリ鍋や、辛味餅、あんころ餅、ウグイスきな粉餅でいただき、贅沢で楽しいイベントとなりました。
材料から用具まで、毎回全て準備してくれるお友達ファミリーに心から感謝しつつ、来年もまたこんなふうに皆で楽しめたら幸せだなぁ、と思うのでした。来年はもうチビッコたちが参加して大騒ぎだろうな…

現在外の気温−9℃!でも、この寒さに負けないくらい暖かな心を持って、色々あった2011年を締めくくりたいと思います。
支えてくださった方々、見守っていてくれた方々、本当にありがとうございました!それでは、よいお年をお迎えください。

焼き菓子のたのしみ

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寒い時期は一段と焼き菓子の焼き上がりが待ち遠しいものです。時々オーヴンの中を覗きつつ、上手に焼けたかドキドキしながら、熱々をほんの一口味見する瞬間…だれかへの、ささやかなプレゼントにするためにあれやこれやと考えながらラッピングするとき…

バナナと黒糖のケーキ、スイスのトラディショナルクッキー、お友達のリクエストに応え、一緒に作ったスイスのみつあみパン…
スイスの家のように、あんな広いキッチン(大理石の台なので、パンでもお菓子でも、楽々広げて生地づくりができる)があったらなぁ。と思いながらも、狭いキッチンでの作業を楽しんでいます。