節分草

近所に、時々水を汲みに行く、お気に入りのスポットがあります。
今年に入って初めての湧水汲みに、今日もその山の麓に出かけました。
そこについては、また今度詳しく書きたいと思いますが、水を汲んでから少し森を散歩していると、ふと足元に小さな白い花が咲いていました。よく見ると群生していて、思わず大興奮!とりあえず、邪魔するシュピと息子にも負けずに写真を撮り戻ってくると、おじいさんが現れました。(ここでは、滅多に人に遭遇しないので内心ビックリ)あいさつついでに、その花のことを尋ねてみたら、それは‘節分草’といい、おじいさんも「そろそろ咲いたかなぁ」と思ってちょうど見に来た、とのこと。さっそく帰宅後調べてみたら、この節分草は準絶滅危惧植物としてレッドデータに載っている、それは貴重な花でした。私が知っていた節分草は‘キバナセツブンソウ’のことで、ヨーロッパ原産の園芸種であることもわかり、本物の節分草はわずか10センチ未満の小さなキンポウゲ科の花。これからもあの場所で生き続けてほしいと祈っています。
つららができるほどまだ寒い

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節分草

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自然の色

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もう春休みだというのに、今年はなかなか暖かくなりません。
毎日のように雪が舞っていて、まだまだ私は冬の装いから脱出できずにいます。
とはいえ、そんなのは人間だけ。自然界はちゃんと今年度のサイクルをスタートさせるべく準備を進めているのです。今日も散歩中に森の中で見上げた木は、自然界の色合いとは思えないほど鮮やな芽をたくさんつけていました。枯れているかのような枝からも、こんなに美しい芽を持つ木々。まだ山桜も咲かない頃でも遠くから見る山がほんのり春色になるのは、こうしたひとつひとつの小さな芽たちが、ハーモニーのように作り出している色だったんだ!と納得しました。
さあ、私もこのハッとするほど鮮やかな芽を見習って、寒さを言い訳になんかしてないで、動きださなくては!

スノードロップ

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山屋で春を一番に告げる花は日本庭園では福寿草、そしてガーデンではこの‘スノードロップ’。
名前も姿も可愛らしく、草丈わずか10センチたらず(忙しさに見逃してしまうことさえ!)ですが、
時には雪の中からでも可憐な花を咲かせています。
そんな姿にいつも感激し、励まされ、暖かな春が着実に近づいているのだと気づかされます。
これとよく似ているものに‘スノーフレーク’がありますが、こちらは草丈30センチほどで、花も大ぶり。
他の球根植物が次々咲く頃に咲くせいか、私は前者の方が何ともいえないいとおしさを感じてしまうのです。

ふきのとう

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我が家のふきのとうが続々顔をだしました。
こないだは三つしかとれなかったけど、今日はたっぷり‘ふき味噌’が作れそう。ほろ苦い早春の香り豊かな‘ふきのとうのパスタ’も絶品だったから、採れなくなる前に作らなきゃ!
ROT:NLR

おやき

笹の葉にのせて
ずっと作ってみたかった、信州名物‘おやき’。最近はいたずら盛りで目の離せない息子がいると、ハンドミキサーやあれこれ道具を使ったり、時間をかけるお菓子作りが難しくなってしまいました。それに、食事やおやつのメニューも自然と子供も食べられるものが増えます。そこで今ハマっているのが、蒸しパンやおやき。蒸すことで加温・加湿にもなって、ちょっとエコかな?とも思ったり。おやきの具は我が家の紫イモ、野沢菜をはじめ、かぼちゃやうの花。皮もイーストを使うものから、重曹やベーキングパウダーを使うもの、と色々で、調理法も焼いたり蒸したり、灰の中に入れたりと本当に地方や家庭によっても様々。蒸しパンはニンジンジュース、ヒジキやおから、長いもを混ぜ込んでみたり、簡単に色々試せるので、まだまだ研究しがいがあります。作ってる側から、よこせ、よこせと大騒ぎ。出来上がると湯気が上がるうちから、手を伸ばし、熱くたってすごい勢いで食べてます。やっぱり、子供は粉製品は大好物なんですね。

信じられない出来事

なんとも信じられない悲惨な出来事が起きてしまいました。戦後最大の自然災害で多くの命が失われ、家や家族を失った方がたくさんいる。避難場所で寒さや空腹と戦っている人がいる。私はあの時、車で外出中で気がつかず、帰宅直後にたまたまタイミングよくつながった母からの電話で事態を知りました。我が家はテレビがないので、ラジオからの情報(怖くて映像を見る気になれなかったのも事実)で想像してはいたものの、現実に起きたことには思えず、翌日になってやっと事実を受け止められるようになりました。数日たち、やっと映像を見る気になり、映画の世界にしか思えない光景に震え上がりました。 現実を知れば知るほど、やりきれない思いです。数日前から給油制限やスーパーの品薄状態にはなっているものの、塩尻は何事もなく、平和ないつも通りの生活をさせてもらえてる今、決して当たり前ではないんだと改めて感謝し、今できることから始めなければ、と考えさせられます。今はとにかく、一人でも多くの命が助けられ、一日でも早く被災地が再び命を取り戻すことを祈るばかりです。

春はまだかなぁ

春の、どか雪。油断していると、あっという間に積もってびっくり。そして、さーっと消えてゆきます。一度春めいた日が続くと、寒さがこたえます。それでも冷え性で寒がりなくせに、冬は寒くて、雪の降るところが好きなんです。
雪道の味方、ジムニー

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窓についた結晶

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軽トラにて

どこ行くの? よし出発!

今まで新生児用の持ち運び可能なベビーシートを使っていたのですが、いよいよ卒業。色々ありすぎて、迷ったけれど、軽量で取り外し簡単、かつリーズナブルなシートに決めました。まだちょっと体が小さくて不安定だけど、テーブルみたいで嬉しそう。
どさくさに紛れて、シュピも・・・

まだまだ冬景色

しばらく東京に行っていました。東京はもう梅の花や水仙が咲いたり、だいぶ春めいて暖かい日も多かったけれど、信州の春はまだまだ先。家から見えるアルプスの雪景色も美しいけれど、春が待ち遠しいです。
ちょっと見にくいけれど、杉の木に囲まれた写真中央が山屋(我が家の屋号)。夏は最高だけれど、冬は寒い!安い小さな薪ストーブは、おままごとのようで(それでも煮炊きには便利)とても家全体は暖まらず、石油ファンヒーターから離れられません。家の中でも帽子や上着が脱げなかったり、真冬は花瓶の水や野菜、調味料が凍ったり、天気のよい日は外のほうが暖かいから、車で出かけたり。
それでも、私はこういう暮らしが好きです。暖炉の火を見るだけでも心があったまるし、囲炉裏で鍋を囲み、友人を招いておしゃべりする贅沢なひととき。
春への思いを巡らせ、今年は畑で何を作ろうか、とか、小さな夢をたくさん描いたり、忙しくてできなかったお菓子や料理の新しいレシピに挑戦したり・・・ささやかだけれど、やることは果てしがない。寒い時はそれなりの楽しみや、やるべきことが待ってます。
毎朝の散歩コースから見る山屋