Februar 2月

2015年2月の始まりです!
「あけましておめでとう」から早一ヶ月。
今年は新年会もやらず、未だに今年顔を合わせてない方やご挨拶してない
方もたくさんいて気がかりなまま1月が終わってしまいました。

この冬もなんだかんだよく雪が降り、冬ならではの生活を楽しんでいます。

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雪が積もると鳥たちは行き場を無くし、木から木へと飛び交っています。
ちょとだけ雪が溶け土や草が見えた所に数羽集まっていたり、食べ物を
見つけるのも苦労していそうで、飾ってあったリンゴを持ち出しました。

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今朝も冷え込みは厳しく、家中の窓や花瓶の水が凍っていました。
午前7時半でも、外の幻想的な雪と結晶の世界に心奪われました。
ガーデンオブジェのバードバスも、本物の鳥と見間違えるような
氷の結晶をまとって。

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アイアンのオベリスクやアーチまで、こんなに芸術的に!

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バラ

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フェンネルシード

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ブラックベリー

Erdfarben アースカラー

身につけるものでも、使うものでも、大概アースカラーのものを自然と
選んでしまいます。昔から女の子=ピンクみたいなのには抵抗があって
避けてきたし、大人になってからもピンクだけはどうしても拒否反応が。
ピンクには申し訳ないけど。同様にキツイ原色やキレイすぎるパステル
カラーもどうも苦手です。色って難しい。ペンキの色をみてもわかる様に
特に日本のグリーン、ブルー系はなかなか好みの色に出合えません。
日本古来からのあの美しい染物の色なんかはとても素敵なのになぁ。
…と深夜に私の‘こだわり’について語り出すのはキケンなのでほどほどに
して、今日は食器棚の上のディスプレイをご紹介。

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一番落ち着く色合いはグリーンと茶色。木の色だからでしょうか。
何時の間にか集まっているんです。

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可愛い森の植物と動物たちの缶は、スイスから連れて帰ったもので
リアルなのに、色合いが渋くて可愛らし過ぎない。
手前のキノコのキャンドルは友人からのバースデープレゼント。
我が家には思い出深いモノが有り過ぎて、ちっとも片付きませんが
好きなモノに囲まれているとシアワセです。

Vögelhaus 鳥さんのお家

このところ、親子で木工作品づくりに夢中になっています。
友人からもらった端材がなかなか面白くて。
木でも布でも、設計図や型紙作って、材料をきちんと測って…
そういう事は非常に苦手で(本当は憧れてます)結局最終的にズレて
しまったり失敗するのが関の山。
でも、直感で端材やハギレを適当に組み合わせて何かを作るのは、
結果的に案外上手くいったり、それなりに出来上がったりするもの
で、つまりは感覚人間なんです。いろんな意味で。

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息子の希望で、二人で協力して作った‘鳥さんのお家’。
端材の板だけじゃ味気なかったので、一枚一枚葉っぱをつけて。
贅沢なことに、枝付き月桂樹(ローリエ)の葉っぱがたくさんあった
ので使ってみたはいいけど、香りが強過ぎて野鳥は警戒するかなぁ。
息子は朝の犬の散歩中も「鳥さーん、あっちに行くとリンゴあるよ!」
と宣伝してました。

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更に、リンゴがあるのがよくわかるようにと、
屋根の上にもリンゴをおいてみようということになりました。
中にも苔を敷いてリンゴを置いてみたけれど、来てくれるかな。
警戒心がなくなるまで時間がかかりそう。

毎日、何時の間にかコンコン土間で釘打ちをしている息子。
思ったより慎重で怪我もなく、やっぱり「本物」の楽しさには
かなわないよね、と妙に納得。

Pferd 馬

一番好きな動物は?と聞かれたら、迷わず「馬!」と答えますが、
とりわけ‘冬の馬’が好きです。

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寒空の下でも凛とした姿の馬。
美しく整った馬体。
いかにも暖かそうな冬毛。
物静かで優しい眼差し、長いまつ毛…

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久しぶりに馬に乗せてもらいました。
馬上から眺める冬景色に心洗われて。

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「ねぇねぇ前髪長すぎないの?」
「いやいや、ちゃんと見えてるんだよ。」

雪の下ホウレンソウ

‘雪の下にんじん’や‘雪の下キャベツ’は有名ですが、‘雪の下ホウレンソウ’は
聞いたことがありませんよね?
秋に蒔いた寒締めホウレンソウが、年内にはまだ小さくて、必要な時にだけ
収穫していたのですが、雪のお布団をかぶって更にグッと甘くなっている
ホウレンソウを放っておくわけにはいかない!というわけで…

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雪降る中、この辺りかなぁ、と雪をかいてみると出てきました。
手で雪を払っても葉が折れてしまう程繊細で頼りない反面、甘みは抜群!
さっそく朝のお味噌汁に入れるととろける甘さで、寒い雪の朝の元気を
もらってポパイ気分。(ちなみに我が家の愛犬シュピはSPINAT。ドイツ語
でホウレンソウの意味。シュピのお父さんがポパイ、お母さんがオリーブ)

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スイスではホウレンソウを日本の様に株ごと収穫せず、大きな葉っぱ一枚
一枚収穫します。(よく私は頼まれましたが、時間がかかり大変!)
今回も根っこが凍りついていて地上部しかとることが出来ず、スイスを
思い出しましたが、調理する時はサッと洗えばいいだけなので手軽です。

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‘雪の下ホウレンソウ’なんて市場に出回っていないだろうと調べてみたら
山形でネット販売しているところがありました。今はネットなら本当に
何でも買える時代ですもんね。さすがに、葉折れやばらつきについては
注意書きがありました。

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雪のない真冬のガーデンは寂しいけれど、
雪が降っただけで絵になります。

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1月の雪あそび

先週降った雪がなかなか溶けず、毎日冷凍庫にいる様な寒さです。
今後も週に一度はカミ雪(上雪。春が近づく頃に降るまとまった雪。
北信エリアを「下」,中信エリアを「上」という説もあり、水分が
多く雪かきが大変であっという間に積もってしまう。)が降る予報。
積雪の度に交通機関が乱れたり、あちこちで事故が起きたりと様々
な影響はあるものの、静かな‘白の世界’には全てが美しく覆われて、
心まで浄化されるかのようです。
色とりどりの日本の家々も雪をかぶれば外国みたいな景色。
私にとって、雪のない冬は考えられません。

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庭の白山吹の黒い実にも雪

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どうやら大きな魚が釣れるそうです。

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犬と子ども、それから私も雪あそびが大好き!
寒さも忘れて。

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2015初マルシェ

1月ももう半分が過ぎました。こちらは年明けも厳しい寒さが続いております。
最低気温は氷点下10℃前後、先週は久しぶりに10cm以上の積雪があったりと
信州の1月らしい日々。

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今日は、今年最初の松本LABORATORIOでのマルシェ。
朝の冷え込みはかなりのものでしたが、日中は嬉しい陽射しがありました。
他のイベントも同時開催だったこともあり、寒い中でもオープン前には行列
ができ、賑わいました。お越しくださった皆様、ありがとうございました!

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寒くても、心だけは春へ先回り。
球根など早春の寄せ植えを。

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三角葉アカシアのナチュラルリースと
ベビー用帽子とレッグウォーマーのセット

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冬のリース

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ドライブーケガルニとタイム

★来月のLABORATORIOマルシェは毎年恒例
「ちくちく手仕事展」のため、お休みします。
マルシェに合わせて、様々なワークショップも
展開されるようなので、興味のある方はぜひ!

Birnenkuchen

夕食後に、妖怪ウォッチごっこをしようとせがむ息子に負けじとゴソゴソと
作業を始める私。8〜12月末までしかオープンしない近所の大好きな果樹園
直売所で、ギリギリ年末に最後の洋梨と春紅玉を買いおきしておいたものが
ちょうど食べ頃に熟した(洋梨は熟れ具合で美味しさが全然違うので、食べる
タイミングの見極めが難しいんです)ので、洋梨のタルトを作る事にしました。
缶詰の洋梨でも作れるけれど、やっぱり秋〜冬しか味わえない生は格別!

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最初は「お手伝いもしない!」と怒ってだだをこねていましたが「一緒に洋梨
並べてくれないかなぁ」と言い放射線状に並べ始めたら、パッとスイッチが
切り替わり、慌てて手を洗って手伝いはじめました。並べ終わったら、卵白を
刷毛で塗り、グラニュー糖をパラパラ振りかけて…。今回はプレゼント用に
ゼネラル・ラクラークで一つと、お味見用にラ・フランスで小さいタルト型に
も作り、お風呂に入っている間にちょうど良く焼きあがりました。
「夜のケーキ屋さん楽しかったね!」と大満足でその晩は眠り翌日嬉しそうに
頬張っていました。

Zwiebelnbrot

我が家の定番になったオリーブパンを適当にアレンジした玉ねぎパン。
琥珀色になるまで炒めた玉ねぎの甘みと岩塩&ハーブが後引く美味しさで
おつまみ感覚から主食まで楽しめるので、来客用にぴったり。

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ここ数ヶ月、パンも焼かないほど余裕がありませんでしたが、1月からの
真冬の時期は寒さも厳しく、イベントも減り外の仕事もできないので、
新しいレシピを試したり、お菓子やパンを焼いたりする時間ができる貴重
な時期です。料理もお菓子・パン焼きも、想像力を伴う立派な‘モノづくり’。
単純に趣味と言うこともできますが、私にとって食べるものをつくることは
畑仕事からはじまり料理に至るまで、趣味以上の意味があると思います。
人間食べなきゃ生きられない。一生のうちの食事の回数は気が遠くなる様な
数だと思うけれど、どうせなら安全で美味しいものを楽しんでいただきたい。
自分で作った野菜、知人から頂いた農作物、四季折々の信州の恵み…そんな
付加価値が、より一層食卓を豊かにしてくれます。必要なものを買い揃える
のではなく「これを使って何を作ろう」といお題があると、ゲームのようで
楽しいし、それで誰かが喜んでくれたなら、生き甲斐といってもいいくらい。

懇々と「食」を語ってしまいましたが、それほどの関心事であるということ
です。この玉ねぎパンも、実家が玉ねぎ農家の友人が久しぶりに訪ねて来て
くれたので焼き立てをふるまったら、とても喜んでくれました。感無量。

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★1/18(日)は今年最初の松本LABORATORIOのマルシェです。
寒いですが、ワクワク心あたたまるようなモノたちを販売します
ので、暖かい格好でお出かけください!

三九郎

今日は三九郎(無病息災を願って行う子供中心の行事。どんど焼き。)の日でした。
朝の8時から、地区の子ども達が家々をまわって門松や松飾り、達磨などを集め
準備をし、午後2時から点火というスケジュール。
最近多いプラスチックや針金を使用しているものは必ず取り除く事、達磨の底の
固い部分を取り除く事が注意事項としてあげられており、たしかに私自身もお正
月飾りにワイヤーを使っている事が多く、細かいものを取るのに苦労しました。
それにあれこれいじくっていると、次第に惨めな姿になってしまって、なんだか
悪い事しているような気にさえなってきます。
来年はその辺りも工夫して作ろうと思いながら、ついつい制作時には忘れている
ので、今年の年末こそは忘れないように。

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残念ながら2時の時点では吹雪でしゃしんが撮れませんでしたが、息子も煙に涙目
になりながらも参加し、楽しそうでした。
本来はまゆ玉(上新粉に色づけして丸める)を柳の枝に刺したものを、三九郎の火で
炙って食べるのですが、上手に炙るのはけっこう大変。近年は簡単に炙って食べら
れるマシュマロが人気で、スーパーでも柳の横にマシュマロも並んでいました。
邪道と思いながらも息子に負け、今年はウチもマシュマロで。
地区によって作り方や見た目も違って、それだけ見て回るのも面白そう。
今日も書き初めを燃やす地区を発見しましたが、書き初めを燃やすと字が上手く
なるということのようです。

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こういう伝統的な四季おりおりの行事が、いつまでも絶えずに行われますように。