山屋のパン作り

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今まで、家庭でのパン焼きは発酵が大変でした。山屋では、発酵するほどの室温にするのは、ストーブを寄せ集めるなりしないと不可能。電子レンジの発酵機能を使うのも、電気こたつを利用するのも、なんとなく気が引ける…ところがこの冬は豆タンこたつのおかげで、思い立ったらいつでも生地をこねはじめ、ずいぶん頻繁にパンを焼いているような気がします。そしてもうひとつ。ボールに濡れ布巾&ポリ袋をかけていたのを、シャワーキャップを使うといい、とお友達から教わりました。たまたま、スイスのスーパーで見つけたフルーツ柄のキャップ(ジャムやジュレ、シロップを作る時など、フルーツを切って砂糖と馴染ませたり、一晩おく時など使うもの。色々なサイズがワンセットになっている)があったので、パイレックスの黄色いボールに被せたら、可愛くて、ますますパン焼きが楽しくなってしまいました。今回は、牛乳とバター入りのリッチなパン生地を使って、適当にラム酒漬けレーズンとクルミを巻き込んで焼いてみました。いくつかは輪切りにして、焼
き上がりにアイシングをかけ、おやつ用で、レシピなしにしては上出来!焼く前から嗅ぎ付けてきた息子は、生地をナイフで突っついてみたり、オーブンペーパーの隅を噛んで引っ張ってみたり…。一緒にパン作りができる日も、そう遠くはなさそうです。

不思議な三角形のお皿

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10年ほど前に、ロンドンのリサイクルショップで見つけたイギリス製のお皿。微妙なカーブと深さがおもしろく、ちょっとした果物なんかが似合います。一度うっかり割ってしまったところを執念でくっつけて、ビビ有の、愛着のある一枚。イギリスらしいマイナーな植物の絵柄(おそらく、カヤ、タンポポの綿毛、ラグラス、木苺の葉っぱなど)がキュートで、裏には‘FASHION SHAPE’とあります。この地味な絵柄が映えるように、グリーンのキウイと、アイボリーの洋ナシを。そして、こんな時に山屋で活躍するのは、昔よくおばあちゃんの家なんかで出てきたカラフルなミニフォーク!(楊枝とフォークの中間のような、先端が二本のもの。正式名称があるのでしょうか…蛍光色の黄緑やピンクがあったり、どこかの会社名が印刷されていたり。新しいものも何回か売られているのを見たことがあります。)このサイズとカラーが可愛いらしく、ポイントになります。たしか東京にいるときに骨董とまでいかないジャンク品を売るお店で買ったような気がしますが
、好みの色があったら増やしたいくらい重宝してます。ピクニックやお弁当にも、食べやすくコンパクトなのはいいけれど、いつの間にか生ゴミに紛れてしまったりするようで、本数が減ってきてしまったのが切ないところです。

豆たんびいき

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先日、電気炬燵を豆たん炬燵仕様にした、という知り合いご夫婦の話をきいて、私も興味を持ち、山屋の電気炬燵を豆たんにしようと、部品を探してみましたが、そこのお店では現在取り扱いはない、ということでした。がっかりして、ご夫婦に相談したら、数日後に「見つけたから、これから持って行ってもいい?」と電話がありました。なんと!新潟で見つけて来てくださったということで(ドライブ好きなご夫婦で、新潟までドライブの口実ができたからいいんですよ、と。)私が晩御飯の用意をしている間に、さっそくご主人が我が家の電気炬燵の核の部分を取り外し、豆たん用のものを取り付けてくださり、豆たんの良さや上手な付き合い方、実演…など、皆で「こんなに豆たんを喜んでくれる人が身近にいるなんて!」「豆たんの話で、こんなに盛り上がる人たちいないよねー」とニヤニヤしながら、豆たんをしっかりガスコンロで熱し、まるでおでん種ねような豆たんを並べて炬燵に挿入。じんわり暖かくなり、次第に熱くなりすぎて、通気孔で調整して、ぬくぬく心地よ
くなりました。それからは新たに豆たんをおこす必要はなく、一日に二度ほど少しずつ入れ替えをし、外泊する日まで火を絶やさないように1ヶ月近くすごしました。
今は豆たんなんて危ないとか、小さな子供やペットには心配とか考える方も多いようですが、山屋では、もう必須アイテム。あんなに小さいのに、健気にいつも頑張っていてくれる豆たんに感謝して、豆たん炬燵ライフを満喫しています。お財布にも優しく、熱の伝わり方や乾燥具合も電気よりソフト。何より、外出先から帰ったり、朝起きてきても、炬燵だけは暖かいのが嬉しい!豆たん仲間の心優しいご夫婦のおかげです。

春を待つ

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ここ最近、あまりに寒くてちょっと春が恋しくなりました。気分だけは明るく温かく!と思って、キッチンに春色コーナーを。球根付きで切り花として売られていた姿に一目惚れし、黄色とグリーンの小さなチューリップ‘モンテカルロ’を一本。友人からもらった、実験用のメスシリンダーに入れるとピッタリで、オマケ(小さな蕾の二番花がこっそり!咲かせられるかなぁ…)がまた可愛い!

昨年末からある、原種のクリスマスローズ‘フェチダス’はグリーンのベル型の花が可憐で、大好きな花の一つです。

大きな卵のクロスは、ロンドンに住んでいた友人から10年前くらいにプレゼントしてもらったもの。

最近、柑橘類の皮や生姜の皮など捨てずに、乾燥させてからネットに入れて、お風呂に入れて香りを楽しんでいます。

モスグリーンの器は、スイスで200円くらいで買ったもの。
気分だけは春気分だけれど、極寒の日々が続ています。。

ホットサンド

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かなり年季の入ったホットサンドの機械(?電化製品でなく、直火で作る器具)を実家から持ってきて使っています。スーパーの値下げ品の食パンでもご馳走になっちゃう魔法の器具。ところが、今朝使おうとしたら、プラスチックの持ち手部分が劣化して片方とれてしまいました。ショック…。とりあえず応急処置して焼きましたが、何かいい案を考えなくては!
家の外に置き忘れていて凍っていた我が家のカボチャも、濃厚で美味しいポタージュに。

日本人として

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スイスの料理に比べたら、日本の料理は格段に美しく、繊細で奥が深いと思います。色合いや盛り付けは芸術的であるといえるほど。その裏には色や食感、味わいを引き出すためのそれぞれのテクニックがあったり、一回の食事に使う食器も洋食より和食のほうが複雑で多い訳で、手間のかかり方も違います。
今年は年末バタバタしていて、日本の目まぐるしいクリスマス→お正月のスピードにも出遅れ、なんだかヤル気が起こらず、おせちも諦めかけていました。でも、お友達ママやそのお母様手作りのおせち料理をお裾分けしてもらったので、お煮しめ二種だけ作って、元旦に即席おせちをお重につめたら、一気にお正月ムード!自分たちでついたお餠のお雑煮が美味しくて…

やっぱり日本の伝統的行事はどれも美しい!世界に自慢できる文化に誇りを持つと共に、一日本人として、もっと深く知り、大切にしたいと思いました。

お餅つき

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お友達ファミリーと、山屋で恒例?のお餅つきをしました。外は北風が冷たい厳しい寒さでも、土間で薪ストーブに火をくべながら体を動かしていると、体がポッポッしてきます。
お友達のご実家でとれたもち米で、杵と臼でぺったんぺったんつくお餅は最高に美味しい!つきたてちぎり餅を炬燵に入りながら、野菜たっぷりのトリ鍋や、辛味餅、あんころ餅、ウグイスきな粉餅でいただき、贅沢で楽しいイベントとなりました。
材料から用具まで、毎回全て準備してくれるお友達ファミリーに心から感謝しつつ、来年もまたこんなふうに皆で楽しめたら幸せだなぁ、と思うのでした。来年はもうチビッコたちが参加して大騒ぎだろうな…

現在外の気温−9℃!でも、この寒さに負けないくらい暖かな心を持って、色々あった2011年を締めくくりたいと思います。
支えてくださった方々、見守っていてくれた方々、本当にありがとうございました!それでは、よいお年をお迎えください。

焼き菓子のたのしみ

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寒い時期は一段と焼き菓子の焼き上がりが待ち遠しいものです。時々オーヴンの中を覗きつつ、上手に焼けたかドキドキしながら、熱々をほんの一口味見する瞬間…だれかへの、ささやかなプレゼントにするためにあれやこれやと考えながらラッピングするとき…

バナナと黒糖のケーキ、スイスのトラディショナルクッキー、お友達のリクエストに応え、一緒に作ったスイスのみつあみパン…
スイスの家のように、あんな広いキッチン(大理石の台なので、パンでもお菓子でも、楽々広げて生地づくりができる)があったらなぁ。と思いながらも、狭いキッチンでの作業を楽しんでいます。

庭仕事

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働き者の一歳半の息子は、一緒になって庭仕事に夢中です。子供サイズのものでは満足せず、自分の身長の何倍のあるほうきやレーキを振り回してみたり、ちょっと見ない隙に、ハサミや鎌を持って真似っこ。でも、なかなか様になっているから、つい怒る前に笑ってしまうんです。ハーブの香りも大好きなのか、よく畑や花瓶に鼻を近づけ匂いを嗅いでいます。